わたしの花道

リストカットやうつ病経験からメンタルヘルスについて書いています

先生、嘘をつくのはいけないことですか。

 

私は、嘘をついています。

病気になったこと、仕事を辞めたこと。

新しい勤め先も、すぐに辞めてしまったこと。

何かあると、腕を切りたくなること。

 

いろんなことを嘘で隠して生きています。

 

 

先生、嘘をつくのはダメと教わりました。

 

でも、私は嘘をついています。

嘘で隠せば、外を歩けるようになるからです。

嘘で隠せば、何も知らない友達とも遊べるようになるからです。

嘘で隠せば、家の外でも息が出来るからです。

 

何もかもすべて話せる人もいます。

でも、そうでない人もいます。

 

そうでない人とも、遊びたい。話したい。

だから、私は今日も息を吐くように嘘を吐き、

周りと同化しています。

 

私は、自分のことを異常だと思っています。

だから、嘘をつくことが止められません。

自分の中の普通じゃない部分を隠したいからです。

 

以前親に、今の自分の状況に嘘をついてはいけないと言われました。きっと、認めなさいという意味だったのだと思います。でも、私は、嘘をつきます。私は私を認められません。

 

 

普通でいい。ずっとそう思って生きてきました。

だから、普通でなくなって、どうしていいか分かりませんでした。普通のふりをするのが精一杯でした。

普通のふりをするには、嘘しかありませんでした。

 

私は今日も嘘をついています。

笑って、平気で嘘をついています。

嘘ばかりついているから、幸せが逃げるのでしょうか。

でも、私にはまだ、生きるのをやめる決心はつかないので、嘘をつく自分に絶望しながら、それでも嘘をついて生きていきます。

 

 

先生、嘘をつくのはいけないことですか。